前回まで、日焼け止めの塗り方をお話ししました。
今回もUVの話。
日焼け止めの話です。
日焼け止めを正しく塗るのは、紫外線の影響を防いで、
10年後、20年後の肌がシワシワ、シミだらけにならないように
するためです。
では、UV対策をして、20年後の肌をキレイに保つためには、
どんな日焼け止めがよいのでしょう??
目 次
UVカットの仕組み
ここで、考えてみてほしいのは
「日焼け止めは、どうやって紫外線をブロックしてるの?」ということ。
方法は2つあります。
①日焼け止めが、紫外線を吸収して肌に行かないようにする
②日焼け止めが、紫外線を反射させて、肌に触れないようにする。
あなたは、どっちのほうがよいと思いますか?
紫外線吸収剤は炎症を起こす?
まず、①の方法「紫外線を吸収する」
今販売されている日焼け止めの、多数派になっているようです。
紫外線を吸収するというのは、
肌に塗った日焼け止めが紫外線を受けると、
肌の上で化学変化を起こして、紫外線を吸収するものです。
ちなみに、紫外線を受けて化学変化を起こす成分が『紫外線吸収剤』です。
紫外線吸収剤を使った日焼け止めは、
白浮きしにくくて、メイクしやすいので、
使い方が簡単です。
でも、肌の上で化学変化を起こすって、怖くないですか?
実際、紫外線吸収剤を含むサンスクリーンでは、
かぶれたり、炎症が起きたりするケースもあるようです。
紫外線産卵材は比較的安全
②の方法は、肌に塗った日焼け止めが、鏡のような働きをして、
紫外線を反射、散乱させて肌に紫外線が来るのを防ぐものです。
前回お話しした、パウダーファンデーションと同じ働きですね。
この、紫外線を反射する成分が『紫外線散乱剤』です。
紫外線散乱剤を含む日焼け止めは、白浮きしやすかったため、
メイクしにくいものが、過去には多かったようです。
でも、紫外線吸収剤のような炎症を起こす心配は
少なくて済みます。
では、どちらを選ぶべき?
今までの説明で、もうお分かりかと思いますが、
重要なので説明します。
日焼け止めを選ぶ際には、「紫外線散乱剤」をつかった
ものを選ぶのがベターです。
もし、紫外線吸収剤でかぶれて、皮膚に色素沈着なんておきたら
シミを防いだつもりが、シミだらけですよ。
おまけに、産後の肌はホルモンの関係で、
肌が敏感になっているので、余計に炎症が心配です。
ですので、紫外線吸収剤が入っていないものを選びましょう。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の見分け方
だいたい、紫外線吸収剤をつかっていない日焼け止めは
「紫外線吸収剤不使用」
「ノンケミカル」
「紫外線吸収剤フリー」
といった表記がされていると思います。
もし、書いていなかったら
成分表に
「メトキシケイヒ酸オクチル」
「オキシベンゾン」
「t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン」
が入っていたら、紫外線吸収剤が入っています。
逆に
「酸化チタン」
「酸化亜鉛」とあれば、紫外線散乱剤です。
今はノンケミカルでも白浮きしないものがあります
ノンケミカルは、白浮きしやすくて敬遠されていたことも
ありますが、今は、全然白浮きしない紫外線吸収剤フリーの
日焼け止めもあります。
また、お子さんと一緒に使える、
紫外線吸収剤フリーの日焼け止めもあります。
10年後の肌を考えるのであれば、
特に、肌が敏感になっている産後肌のママは、
ぜひ紫外線吸収剤の入っていない日焼け止めを選んでくださいね。