前回の記事で、糖化について書きました。
今日は、糖化の原因になるAGEを増やさないための
話です。
糖化?AGE?なにそれ?という方は、前回の記事を
ご覧ください。
(スイーツの食べ過ぎで、おばあちゃん化する?!)
さて。
老化を止めるためには、AGEが身体にたまらないように
しなくてはいけません。
1.身体にAGEを入れないこと。
2.身体の中で、AGEができないようにすること。
が必要です。
今日は1つ目の「身体にAGEを入れないこと」です。
食べ物にAGEが含まれている
前回でもちらっと書いたのですが、よく焼いたパンケーキなどは
AGEが含まれています。
あのパンケーキのキツネ色の部分。
そこにはAGEがたくさん入っています。
食べ物に熱を加えると茶色、褐色になります。
茶色や褐色になる化学反応を「メイラード反応」といいます。
メイラード反応が起きると、AGEがつくられます。
焼いたり揚げたりして、美味しそうな褐色になった
食べ物はAGEが多いということです。
ということは、焼いたもの、揚げたものを食べると、
皮膚がたるんだりシワができやすくなる!
ということです。
例えば、同じ鶏肉を食べるにしても、
蒸して棒々鶏にしたり、茹でて鶏ハムにしたりするより、
焼き鳥やチキンカツにしたほうがAGEは高くなるんです。
実際に数字で見てみましょう
実際に、鶏むね肉90グラムに含まれるAGEが
調理法でどれだけ違うのか、数字で見てみましょう。
(単位はすべてkU/100g)
フライパンで焼く:4,938
唐揚げ:9,732
蒸し焼き:769
どうでしょう?
調理法で全然違いますね。
唐揚げにすると、蒸し焼きの10倍以上になります。
ちなみに、鮭90グラムだと
お造り:528
スモークサーモン:572
フライパンで焼く:3,084
鮭も、フライパンで焼くと、生のときの6倍です。
じゃがいも100gだと、
25分間茹でる:17
自家製フライドポテト:694
ファストフードのポテト:1522
ゆでた場合と比べると、ファストフードのフライドポテトは
100倍にも近くなります。
(フライドポテトは「アクリルアミド」という発がん性物質があるので
その点でもオススメできません)
揚げたり、焼いたりする高温調理は、
こんなにもAGEが増えるんです。
高温調理はヤバイ
ここまででお分かりですよね?
老化を防ぐためには、焼く・揚げるという高温調理は
避けたほうがいいということです。
(揚げると、カロリーも高くなるしね)
AGEを増やさない食べ方は、
・生
・煮る
・蒸す
肉が~、肉が食べたい~と思ったときは、
焼肉、焼き鳥、バーベキュー、フライにするよりも、
しゃぶしゃぶ、煮物、蒸鶏、棒々鶏とかがいいという訳です。
そういえば、私の周りでは、
焼肉を食べると母乳がつまる人が多かったです。
その点でも、焼肉は危険ですね。
ムリしないこと
でもさ~、
フライって美味しいよね。焼き鳥も大好きだし!
子どももフライやハンバーグが好きだし、
食卓から揚げ物や焼いた肉をなくすことは
無理ですよね。
変に我慢してストレスをためるよりは、
揚げ物や焼き肉の回数を減らすのが一番かな~って
勝手に思っています。
ただ、献立に迷ったときだけは、なるべく
蒸す、煮る、生のものを選ぶということで
いいんじゃないかな。
無理のない範囲でAGEレスな生活を!
文中のAGE量は、
「老けたくなければファーストフードを食べるな」(山岸昌一・著)を
参考にしています。
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