AGE、糖化

糖質カットを意識して選ぶ~AGEを増やさない方法 その2

AGEについていろいろ書いています。
前回の記事では、食べ物に入っているAGEを減らす方法でした。
(参考記事:しゃぶしゃぶはOK、焼肉はダメ?AGEを増やさない方法 その1

今回は、身体の中でAGEをつくらないための方法です。

ところで、AGEはどうやってできるんでしたっけ?

そう、身体の中で、タンパク質と糖質がくっついて
できるんでした。
タンパク質と糖がくっついたものを、体温で熟成すると
AGEができるんです。

ということは、タンパク質&糖を食べないようにすれば
AGEはできない・・・ということになります。

タンパク質をとらないと、筋肉が落ちる

タンパク質(肉、魚、卵など)をとらなければ
AGEはできないはずです。

でも、AGEができないことと引き換えに、
筋肉が落ちてしまいます。
それ以上に重要なのは、

髪や皮膚、コラーゲンもタンパク質からできているということ。

タンパク質を取らないと、髪は細く、皮膚はカサカサに・・・

もともと人体のほとんどはタンパク質です。
タンパク質をとらないと、人間の身体が維持できなくなりますよ。

というわけで、タンパク質を減らすことは
できません。

糖質を制限する!でも、糖質ってなに?

タンパク質を制限しないということになれば、
AGEを体内でつくらないためには、
糖質を制限するということなります。

よし!じゃあ、今日から糖質を制限するぞ!

いやいや、ちょっと待って!
糖質って何かご存知?

糖質の筆頭は「砂糖」

まず、「糖分」と言われて思いつくのは、「砂糖」ですね。
砂糖をつかった甘いお菓子。
あれは間違いなく、糖質です。

「スイーツの食べ過ぎで、おばあちゃん化する?!」でも書いたように、
砂糖の入ったお菓子をたくさん食べたら、間違いなく老化します。

フルーツも糖分の固まり

そして、意外と忘れてしまう糖分が「果物、フルーツ」

果物はビタミンが多いので、食べないのもよくないのですが、
摂り過ぎると糖分が多くなります。

果物に入っている糖分は「果糖」といいます。
果糖は、他の砂糖とちがってブドウ糖に分解されないので、
脂肪になりやすいのです。
というより、吸収されたら即脂肪!になります。

そう、果物の取り過ぎは確実に太ります。

よく「果汁100%なら子どもにあげてもいいだろう」と
お子さんに果汁100%ジュースをあげている方もおられますが、
子どもに太る呪いをかけているのと一緒です。

果物は、ビタミンもカリウムも含むし、
レーズンやプルーンなどは鉄分も豊富なので
食べたほうがいいのですが、食べ過ぎは厳禁です。

「でんぷん」も糖質

そして、忘れちゃいけない糖質が「甘くない糖質」です。
つまり、「主食」「いも」「かぼちゃ、れんこん」

ご飯、パン、麺類、いも、かぼちゃ、れんこんなどは、でんぷん質を
多く含みます。

でんぷんは、身体の中でブドウ糖に分解されます。
そう、でんぷんは糖質なわけです。

日本人は、毎食ご飯やパン、麺類を食べる人が多いですが、
ご飯やパンを食べ過ぎると、AGEができやすくなります。

芋も、かぼちゃもおなじです。
ジャガイモはビタミンCが多いので、ニキビ予防、美白には
嬉しい食べ物ですが、食べ過ぎは老化をまねきます。

何事も「ほどほど」に食べる

糖質を取るとAGEができる!
もう糖質は食べないぞ!

と言っても、それは無理ですよね。
糖質をまったく取らなかったら、エネルギーが不足して
倒れてしまいます。
産後のときには、ママは倒れていられません。

それに、糖質は知らないところに入っています。
ちくわ、はんぺんも砂糖を使っていますし、
ハムだって砂糖が入っています。
牛乳にも乳糖が入っています。

だから、あまり神経質になる必要はないと思うんですよ。

夕ごはんのときには主食を食べない、とか
スイーツは「食べたい!」と思った回数のうち、
3回に1回にするとか。

徐々に糖質を減らすことが重要だと思います。

あと、食べ方に気をつけること。

食べ方については、また次回!