紫外線

紫外線は、遺伝子を傷つけ、老化も早める

先週、私の勤めている会社の若い衆が、
顔を真赤にしていました。酔っぱらいのように。
どうも、マラソンに参加して、日焼けしたらしいです。

その焼け具合。
日焼けっていうか・・・やけど?

やっぱり、何も紫外線対策をしないで外にでるのは
恐ろしいです。

やけどを引き起こすのは、UV-B

若い衆のヤケドを引き起こしたのは、紫外線の中でも、
UV-B。

紫外線にはUV-A,B,Cの3種類があるということを
お話しました。(前回記事はこちら

その中でも、UB-Bは、ヤケドのような
急性の炎症を引き起こします。

あなたも、海水浴や潮干狩りで、日焼けして痛い思いをしたこと、
ありませんか?
あのヤケドを引き起こすのが、UV-Bです。
(ちなみに、砂浜は紫外線の反射率が高いです)

ヤケドが治っても安心できない

UV-Bを浴びてヤケドしても、
時間が経つと治ります。

一安心・・・では、ありません。

UV-Bは、遺伝子レベルでの損傷を起こすこともあるんです。

UV-Bは、炎症を起こすときに、皮膚の細胞にあるDNAを
傷つけます。

細胞は、再生するときに、傷ついた部分をチョキンと切り取って
正しいDNAに戻します。

でも、いつも上手くいくとは限りません。

細胞が元に戻るときに、戻し方を間違えてしまうことも
あるんです。

怖いのは、その「細胞の直し間違い」が、
大人になってから現れるということです。
「皮膚がん」という形で。
なんとも怖いです。

老化を進めるUV-A

次に、UV-Aの話です。

UV-Aは、皮膚の奥にある「真皮」まで
到達します。

真皮には、私たちの大切なコラーゲンなどがあります。

このコラーゲンを壊していくのが、UV-Aです。

コラーゲンが壊れるということは、
ほうれい線がたるんだり、シワができたりするってことです。

つまり、顔が「おばあちゃん化」するってこと。

見た目の老化を進めるのが、UV-Aということです。

そして、シミもできる。

ただ、皮膚も紫外線に対して何もしていないわけではありません。

黒い色素を出して、紫外線を吸収し、皮膚に紫外線の影響が出るのを
防ごうとしています。

黒い色素というのが、「メラニン色素」です。
メラニン色素が多いと、肌は色黒になります。
夏休み明けの小学生状態ですね。

夏休み明けには真っ黒だった子どもも、
冬休みには、また色白になっていますね。

そうです。
メラニンは、放っておいたら、肌のターンオーバーによって
身体の外に出されます。

でも、年齢を重ねて、肌がターンオーバーをサボるようになると
メラニン色素が体外に出されず、肌に居残ります。

それが、「シミ」専門用語で「老人性色素斑」

老人性っていうけど、30代くらいから
このシミが目立つようになる人もいます。

こんな感じで。
手の甲のシミ

私の手は、もうシミができています。

長年の紫外線の蓄積の結果です。

そうです。
紫外線は、貯金されるんです。
溜まって嬉しくない「紫外線貯金」

だから、今からでも紫外線を浴びる量を減らさないと
シミだらけの婆さんになってしまいます。

たった今から、紫外線対策を始めましょう!

具体的な方法は、また次回以降お話しますね。