AGE、糖化

スイーツの食べ過ぎで、おばあちゃん化する?!

糖化を激しくする食べ物

産後の授乳期って、眠れなかったり、母乳の出が悪くて悩んだり・・・
辛かった思い出が多いのですが、
1つだけ良かったことがあります。

何を食べても太らない(笑)

どれだけ食べても、母乳になって吸い取られるのでしょうか?
甘いものをたくさん食べても、太りませんでした。

おまけに、私は甘いものを食べても母乳がまずくなるなんてことは
なかったんです。

調子に乗って、授乳中はスイーツ天国してました(笑)

しかし!
今は後悔しています。

なぜかというと、スイーツを食べ過ぎると、おばあちゃん化する・・・
つまり『糖分を食べると老化が進む』んです!

糖分とタンパク質を一緒に加熱 ⇒ 糖化物質AGEが誕生する

甘いものを食べると老化する?ということを
ちょっと説明しますね。

話がややこしくなりますが、できるだけ分かりやすくなるよう
がんばってみます。

ところで、あなたはパンケーキは好きですか?
こんがりキツネ色のほかほかパンケーキに、
シロップをかけて、ぱくり。
幸せ~。
ですよね。

パンケーキは、生地を焼くとキツネ色になりますね。
どうしてキツネ色になるんでしょう?

それは、タンパク質と糖分がくっついたからです。

パンケーキの材料は、小麦粉・砂糖・牛乳が基本。
そして、小麦粉にはタンパク質が含まれています。

この小麦粉とのタンパク質と、砂糖の糖分を一緒に加熱すると
「メイラード反応」という化学変化が起こって、
キツネ色になるんです。

要するに、タンパク質と糖分を一緒に加熱すると、
茶色くなるってことです。

茶色くなるだけなら「美味しそう~」で終わるのですが、
怖いことがあります。

それは「糖化物質(AGE)」ができること。

AGEはコラーゲンもダメにする

AGEって何?ってかんじですよね。

タンパク質と糖分が加熱されて、くっついて、茶色くなったもの。
うーん。わかりにくいかな?

タンパク質に砂糖を混ぜて加熱したものの、成れの果て。

これがAGEです。
(たぶん厳密な定義もあるのでしょうが、私たちのような一般人は
これくらいのイメージでよいかと思います)

このAGEが身体に入ると、タンパク質を攻撃してきます。

ここで、思い出して!
タンパク質の3割はコラーゲンだということを。

コラーゲンも、体内にずっといると古くなって、たるんできます。
それでは身体が維持できないので、
コラーゲンを分解する酵素(コラゲナーゼ)が、古いコラーゲンを
分解して、新しいコラーゲンに置き換えます。

なのに!AGEときたら、コラーゲン分解酵素が
古いコラーゲンを分解する機能を妨げるんです。

すると、古いコラーゲンがずっと残ることになります。
古いコラーゲンが残るということは、たるみ、シワが起きるということです。

AGEは体内でもつくられる

今は、パンケーキを例にして説明しました。

食べ物を焼くと、AGEができます。
AGEができた食べ物を食べると、
体内でAGEが悪さをするということです。

でも、実は、AGEは食事でとるだけでなく、
私たちの身体の中でもつくられてしまうんです。

私たちの身体はタンパク質でできています。
体中、タンパク質。

そこでスイーツを食べて、血糖値が上がったらどうなるか?

タンパク質と食べた糖分がくっつきます。
それを体温でじわじわ加熱すると・・・

AGEのできあがり。

そんなわけで、スイーツをたくさん食べると
老化することになるんです。

恐ろしいAGEの悪さ

ちなみに、AGEは身体のいたるところのタンパク質を
攻撃します。

美肌にとって怖いのはシミ、たるみですが、
他にも、糖尿病とかの生活習慣病、がん、白内障、認知症
といった老化現象にも深く関係しています。

私たち高齢出産のママは、早死にできないのよ!

というわけで、老化を防ぐにはスイーツは我慢しましょうね!

ちなみに、以上の文章は、コーヒーゼリーを食べながら書きました。
ああ、なんて説得力ないんだろう(笑)