産後のかゆみ、乾燥

水をあげても潤わない?肌にある成分をつけるべし

水分をあげるだけじゃだめ

前回は、産後の皮膚のかゆみや乾燥には保湿が大事!という
ことを書きました。
(参考記事:水をあげても潤わない?肌にある成分をつけるべし
そう、肌は何にしろ保湿が大事です。

でも、保湿が大事と聞くと、
「化粧水をバシャバシャつければOK」と考えてしまう人が
多いようです。

ちょっと待って。落ち着いてー!

水をあげればいい、というわけじゃない

「水を肌につければ乾燥肌は治る」というのであれば、
お風呂に入っていれば保湿は完璧になります。

でも、お風呂に入っていても乾燥しますよね?

実は、水分を肌につけても、肌は潤わないのです。

ホースで水を流しても、バケツのような入れ物がないと
水は貯めておけないですよね?

肌も同じです。
化粧水で水をたくさんつけても、肌で水を貯めておく
物質がないとうるおいません。

肌には、水を閉じ込めておく容器の働きをするものが
あるのです。
それが「セラミド」です。

セラミドが水分を挟んで逃がしません

セラミドは、角質細胞間脂質です。

「角質細胞間脂質」って、何やら漢字ばかりでイヤですね。

「角質」というのは、肌の手に触れられるところです。
手で皮膚を触ったら、そこが角質です。

角質は細胞でできていますが、細胞と細胞の間を埋めているのが
細胞間脂質(セラミド)です。

角質の細胞と細胞をつなぎあわせているのが、細胞間脂質(セラミド)
ということになります。
レンガとセメントに例えると、レンガが角質細胞、セメントがセラミドです。

セラミドは、水分を挟み込んで逃さない性質を持っています。
セラミドがたっぷりあれば、それだけ肌に水分をためておけるのです。

セラミドを補うことが一番

セラミドは、保湿をするのに最強の役割を果たしています。

でも、悲しいことに、年齢とともにセラミドは減ってきます。
セラミドが減ると、それだけ貯めておける水分も減って、
肌が乾燥するのです。

言い換えると、肌が潤うためには、肌のセラミドを増やす必要が
あるのです。

世の中にはいろいろな保湿成分が出回っている

ところで、あなたにお聞きします。
「セラミド配合って聞いたことありますか?」

意識高い系の人は聞いたことがあると思うのですが、
多くの人は、保湿といえば「ヒアルロン酸」と思われるのでは
ないでしょうか。

私の経験からは、
ヒアルロン酸より、セラミドのほうが絶対いい!と
言えます。

ヒアルロン酸とセラミドはどちらがいいのか、
次回書きたいと思います。