前回の記事では、保湿をするには、
水分をためておく容器となる成分が必要だということを
書きました。
保湿成分と聞くと、頭のなかに何が浮かびますか?
「ヒアルロン酸」が浮かぶ方が多いと思います。
私がイチオシする「セラミド」が浮かぶ人は少ないかも。
では、ヒアルロン酸とセラミドとは、どう違うのでしょう?
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目 次
ヒアルロン酸はどこで、何をしているもの?
ヒアルロン酸は、最近では、ヒアルロン酸注射でも
有名になっていますね。
ヒアルロン酸は、肌の奥の「真皮」というところに住んでいる、
ゼリーみたいな物質です。
ぷるぷるゼリーが水分をいっぱい含んでいるように、
ヒアルロン酸も水分をたくさん抱え込んでいます。
ヒアルロン酸1グラムで、水分を6リットル抱え込めます。
つまり、ヒアルロン酸は、肌の奥のほうで
水分を保っているということですね。
昔は、鶏のトサカから抽出していたそうです。
今は、人工的につくることができるようになり、
原価も安いので、いろいろな化粧品に含まれています。
セラミドはどこで、何をしているもの?
セラミドは、肌の表面(角質)で
水分を挟み込んで、保湿の役割を果たしています。
あなたがほっぺを触ったら、そこが角質。
そこで保湿をしているのがセラミドです。
セラミドは、水分を具にしたサンドイッチをつくるように、
水分を挟み込んでいます。
がっちり抱えるどころか、挟み撃ちで水分を逃がさないように
しています。
砂漠のような湿度0%の場所でも、セラミドは水分を
にがさないのです。
セラミドとヒアルロン酸、どっちが保湿できる?
セラミドとヒアルロン酸は、どちらも優秀な保湿成分です。
ただ、大きな違いがあります。
水分の持ち方が違うのです。
ヒアルロン酸は、水分を抱っこしています。
セラミドは、挟み撃ちしています。
抱っこと挟み撃ち、どちらが逃げ場がないでしょう?
やっぱり、挟み撃ちですよね。
そうです。ヒアルロン酸より、セラミドのほうが
水分を保っておけるのです。
肌へのなじみ方も、ぜんぜん違う
さらに、私が声を大にして言いたいのは
「セラミドの方が肌になじむ」
ことです。
これは実際に使ってみたの感想です。
ヒアルロン酸を高濃度で含んだオールインワンゲルを使うと、
肌になじまないのです。
次の朝、洗顔の時に顔を濡らすと、ヌルっとした感触がします。
肌に何かぶよぶよが張り付いているような感じです。
たぶん、ヒアルロン酸が肌に浸透していないのでしょうね。
しかも、ぬるっとした感触を落とすために、洗顔成分が消費されて、
洗いあがりがサッパリしません。
私は酵素洗顔(そのうちお話します)を使っています。
酵素洗顔だと、洗いあがりがツルツルになるのですが、
ヒアルロン酸を含んだゲルをつかった翌朝は、
洗いあがりが、ヌメッとするんです。
反対に、セラミドの場合は、オールインワンゲルでも、
ぬるっとした感触はしません。
普通にサッパリと洗いあがります。
皮膚科医の吉木伸子先生の本でも
「ヒアルロン酸は粘度が高くて、肌に馴染みにくい」と
ありました。
やっぱり、角質を潤すのであれば、角質にある成分と
同じ成分を使ったほうが潤い力は強いみたいです。
やっぱり、セラミドがイチオシ
そんなわけで、保湿をしっかりするのであれば、
セラミド配合の化粧品がベストだと思います。
ただし、「セラミド配合」と言っていても、
偽物のセラミドも世の中にはあるのです。
次回は、セラミド配合の化粧品の選び方です。
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